その仕事、必要ですか?
こんにちは、八木です
ご自身の仕事が、誰にどんな影響を与え、どんな結果につながっているか、考えていますか?
あなたの社員や部下が、
- 以前からの慣習で続けている
- 前任者から引き継いでそのまま
- 一度指示された仕事をそのまま続けている
- 作った資料がどう使われているか知らない
といった仕事に、時間を使い続けていませんか?
先日、ある会社で、資料フォーマット見直しのため、現場のAさんと打ち合わせをしました。
Aさんの事務仕事の中に、
- 報告書を作る
- 案件リストに入力する
という2つの仕事がありました。
私「Aさんが作った案件リストは誰が使いますか?」
現場Aさん「私は使いません。営業に送るので、営業が見ているはずです。」
私「営業が使っているか、確認していますか?」
現場Aさん「以前からの仕事で確認していません。」
その場で営業に確認すると、
営業Bさん「昔は案件リストを見てましたが、今は報告書だけです。」
営業Cさん「使っていますが、報告書だけでも大丈夫ですよ。」
といった状況が判明。
これにはAさんも苦笑い。
Aさんと責任者も交えて相談した結果、
- 案件リストは廃止(入力しない)
- 営業は報告書で確認する
と仕事を見直しました。
1人で同じ仕事を長く担当していると、
いつの間にか仕事をこなすこと自体が目的化し、外部からのチェックも働きにくくなります。
ひとつひとつは小さな仕事ですが、その積み重ねが大きな差になります。
Aさんのムダな仕事を責めるのではなく、「仕事の流れ」に目を向ける機会を作り、一緒にやり方を見直す経営者の姿勢が、「変化に前向きな組織」を作り、「自ら考える社員」を育てる一歩になります。
定期的に社内で「仕事の棚卸」をしてみてはいかがでしょうか。
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最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
あなたのビジネスを発展・成長させるヒントになれば幸いです。
株式会社C&Aパートナーズ
代表 八木雄毅