【社外CFO通信13】事例共有の落とし穴とは?
こんにちは。八木です。
みなさんの会社では、
社内で「事例共有」に
取り組んでいますか?
私の考える事例共有とは、
「1人の社員の経験を
他の社員が疑似体験し、
自身の仕事で活用する取り組み」
です。
会社は個人の集合体なので、
「個人の経験を会社に還元し、
会社全体の力を引き上げる取り組み」
とも言えます。
組織で成果をあげるために
とても有効な取り組みです。
先日、クライアント先で
事例共有の取り組みがあり、
その際にお伝えした内容を
改めて整理してみました。
————————–
【落とし穴①】
指示待ち社員を生み出す
————————–
事例共有に取り組む際、
多くの社員はこう考えます。
「いい事例はぜひ活用したい」
「私には皆に共有できる事例がない」
「自分の経験をまとめるのが面倒」
で、多くの場合、
上司から指示された数名の社員が
「やらされ仕事で」事例をまとめます。
その他の社員は、
他の社員からの事例を待つだけ。
指示待ち社員の誕生です。
このやり方では、
全員が受け身で、
継続的な取り組みにならず、
効果も上がりません。
これを防ぐためにも、
全員が日々の仕事から、
^^^^^^^^^^^^^^
共有する事例を作り、
^^^^^^^^^^^^^
全員が発信者になる。
^^^^^^^^^^^^^
という取り組みにするのは、
いかがでしょうか。
発信する側から受信する側の
一方通行ではなく双方向型です。
全員が当事者意識を持ちながら
取り組みやすくなります。
————————–
【落とし穴②】
立派な事例集づくり
————————–
「せっかく事例共有するなら、
多くのパターンで、
なるべく詳細に、
わかりやすく・・・」
と、立派な事例集を
作ろうとしていませんか?
事例共有で目指すのは・・・
共有した事例を参考に
まずは行動してみる。
その結果、
最初の事例から派生した
新たな事例が生まる。
新たな事例を共有し、
次の行動をしてみる。
その結果・・・
と、
社内で経験が積み上がり、
目指す成果に近づく
ことです。
手間と時間をかけて
立派な事例集を作るより
新たな事例を次々と共有し続ける
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
シンプルな仕組み
^^^^^^^^^^^
が効果的ではないでしょうか。
スモールスタートで
初めてみましょう。
————————–
【落とし穴③】
現場で活用されない
————————–
事例共有に取り組んでも、
「お客さんは各社事情が違うから、
A社の事例はB社では使えない」
といった声が現場から出てきて、
充分に活用されない、
という会社も散見されます。
経験豊富な経営陣やリーダーは
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
事例をどう活用するか見えていても、
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
経験の浅い社員には見えていません。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
このギャップを埋めるが
コミュニケーションです。
事例のペーパーを配るだけ、
勉強会で発表するだけ、
では動けない社員も大勢います。
経営陣やリーダーは
社員のレベルに応じて、
・より噛み砕いて説明する
・活用方法を一緒に考える
・同行などで手本を示す
など、丁寧にフォローして
行動を促してはいかがでしょうか。
————————
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
あなたのビジネスを発展・成長させる
ヒントになれば幸いです。
株式会社C&Aパートナーズ
代表 八木雄毅
————————
★無料メルマガ配信しています!
【あなた経営者人生に寄り添う「社外CFO通信」】
経営者や後継者が
理想とする会社を作るヒントを
毎週水曜日にお届けしています^^
⇒詳細はコチラから
https://ca-p.co.jp/2022/10/26-2/
⇒ご登録はコチラから
https://17auto.biz/ca-p/registp/entryform2.htm
⇒バックナンバーはこちらからです。
https://04auto.biz/brd/BackNumber.htm?acc=ca-p&bid=2