【社外CFO通信66】お金の不安への対処法

こんにちは。八木です。

これまで大勢の経営者の方と
仕事をしてきましたが、

お金の不安を抱えた経営者が、
その不安を克服できると、
大きな変化があります。

自分で経営していく自信が持て、
本業に自分の時間を投入でき、
社員との会話にも余裕が生まれます。

意思決定の考え方が変わり、
将来を見越した投資もできます。

今回は、
私の実体験に基づき、

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1.お金の不安を抱える弊害
2.お金の不安を克服する対策
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をお伝えします。

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1.お金の不安を抱える弊害
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①投資に踏み切れない

事業は投資の繰り返しで
維持・発展していきます。

経営者の仕事は、
事業に対する投資判断の連続
とも言えます。

必要な時期に投資できないと
苦しい現状を変えられず、
悪循環に陥ってしまいます。

②目先の売上に飛びつく

お金に不安を感じていると、
どうしても目先の売上に
飛びつきたくなります。

売上を立てれば、
お金が入ってくるのは事実です。

本当にその仕事が
会社の今と未来にとって
優先順位の高い仕事でしょうか?

目先の安い仕事、
誰でもできる仕事に
頼り続けていないでしょうか?

安易に目先の売上に飛びつくと、
本来はやりたい仕事、
ちゃんと利益が残る仕事、
将来につながる仕事
が後回しになってしまいます。

③時間と集中力を奪われる

お金の不安を抱えていると、
資金繰りを考えたり
銀行と交渉したりと、

経営者自身の大切な時間が
資金繰り対策に奪われます。

さらに常に資金繰りの不安に
悩んでいると、
経営者の集中力も奪われてします。

本来は事業を伸ばすために使いたい、
経営者の大切な時間と集中力を
お金に持って奪われるのは、
非常にもったいないです。

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2.お金の不安を克服する対策
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①お金を持つ(借りる)

「借金は悪」と考えて、
なるべく借入を減らそうと、
手元資金を切り詰めていませんか?

月の支払額の最低2ヵ月分、
できれば3ヵ月分は、
いつでも使えるお金として、
預金口座に置くことを
おすすめします。

金利は万が一に備えるための
保険料です。

会社の評価を上げていけば、
利率を下げることも可能です。

預金口座に十分なお金があるかは、
経営者の判断や気持ちに
大きな影響を及ぼします。

②お金の見通しを可視化する

多くの中小企業では、
数ヵ月先までの短期的な
お金の段取りのために、
資金繰り表を作っています。

しかし、年単位での
中長期のお金の動きは
あまり把握しておらず、
見通しも立てていません。

また、売上や利益の
予算や計画は立てても、
お金の流れの計画は立てていません。

「利益」と「実際に会社に残るお金」
は違います。

利益計画に加えて、
運転資金の増減や、
設備等への投資、
借入返済や追加融資を加えて、
キャッシュフロー計画を立てると、

数年先までのお金の見通しを
可視化することができます。

お金の見通しが可視化できると、
冷静に投資判断ができたり、
借入予定を事前に段取りできるなど、
お金をしっかりキープするための
対策を練ることもできます。

なにより、
数年先までお金の見通しが見えれば、
経営者はお金の不安なく、
経営に専念することができます。

③お金を借りやい財務を作る

①②は短期的な対策ですが、
数年程度かけて計画的に
会社の財務体質を改善し、

お金を借りやすい会社を
作っていくことも大切です。

銀行が融資したいのは、
利益が出ている会社ではなく、
財務体質が安心できる会社です。

売上や収益を伸ばすだけではなく、
財務体質を改善していくと、
銀行の対応はガラッと変わります。

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いかがだったでしょうか?

いまはお金の不安はなくとも、
将来に備えて①~③から
できることを取り入れてみては
いかがでしょうか。

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最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

あなたのビジネスを発展・成長させる
ヒントになれば幸いです。

株式会社C&Aパートナーズ
代表 八木雄毅

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