手段が目的にすり替わっていませんか?
こんにちは、八木です。
あなたの会社では、こんな場面ありませんか?
たとえば社長が社員に対して、
「毎日○件顧客を訪問する」
という指示を出したとします。
社長からの指示なので、社員はそれに従って行動するでしょう。
もちろん社長は、社員をがむしゃらに働かせたいのではありません。
「毎日○件顧客を訪問する」と、
→顧客との関係性が深まる
→新規商談が増え業績が上がる
という意図(目的)で、
「毎日○件顧客を訪問する」
という指示を出しました。
指示を出したときには、
・顧客との関係性が深まる
・新規商談が増え業績が上がる
という意図(目的)もセットで伝えていたかもしれません。
しかし、知らず知らずのうちに、「毎日○件顧客を訪問する」という指示だけが独り歩きしだします。
「毎日○件顧客を訪問する」ために、会いやすい人ばかり訪問する。
結果は出ないけど、指示通りに「毎日○件顧客を訪問」しているから仕方がない、と言い訳し始める。
「毎日○件顧客を訪問」
が負担で、他の大事な仕事ができない。
と、いつの間にか手段が目的にすり替わります。
まず「毎日○件顧客を訪問する」を
実際にやってみることは大事です。
ただし、それを続けることが目的ではありません。
社長が実現したいのは、
・顧客との関係性が深まる
・新規商談が増え業績が上がる
です。
では、どうするのか?
たとえば、
- 指示とセットで「意図」を伝える
- 会話や打ち合わせで意図を「伝え続ける」
- 実施の「期限」を決める
(やり方を見直す時期を事前に決めておく) - 「○件」だけで評価しない
- 「目的」を質問する
(社員自身の言葉で表現してもらう
などの工夫が考えられます。
試しながら自社に合った方法を探ってみてはいかがでしょうか?
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最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
あなたのビジネスを発展・成長させるヒントになれば幸いです。
株式会社C&Aパートナーズ
代表 八木雄毅